ガイド日誌
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2010年8月31日(火) さようなら、クロスカントリースキー
先日の大雨で一時は水没したガイドの山小屋の地下倉庫。 さまざまな物品が押し込められたカオスにおいて、少なくないスペースを占有していたのがクロスカントリースキーでした。 板55セット、靴100足以上。 それらがすべて水没してしまったわけで。
しかしまあ、かれこれ10年近く使われていません。 ガイドの山小屋の冬のアクティビティはテレマークスキーに移行したためクロカンはすでに過去のもの。
しかし、捨てられなかったんです。今までは。 これらのクロカンが間違いなく一時代を築いたので、何やらいろいろ思い出も詰まっている、それに、またクロカンでワイワイやる時代が来るかも、というまるで根拠のないノスタルジックな期待も少しありました。
しかしクロカン。やっぱり細すぎるし、安っぽい板ゆえ、この板を自由に使いこなせるようになるのは至難のわざでした。特に初心者のお客さんにとっては試練だったと思います。
Webなどで見かけるクロカンツアーの案内を見ていると、やれカンタンだ初心者も安心だと紹介されていたりしますが、いやいやいや。それはね、嘘ってゆーか、大いに???ですよね。 板は太いほうが安定するし、ブーツはフニャフニャよりもガッチリしているほうがいいに決まってます。ただ、クロカンはセットで1万5千円しない(テレマークの10分の1)ので、ツアー主催者は大いに助かります。ツアー代金は安くできるし投資がないから丸儲け。ちょうど、値段の高い電動自転車よりもママチャリ(電動自転車の10分の1)を借りてくれたほうが実は丸儲けという貸自転車業者と同じ理屈。 うわ〜、生々しい話ですみません。
でもでも、ですよ。満足度も全然違います。ママチャリもクロカンも共通して言えるのは、使用後の評判がよくない。結局、安かろう悪かろうで、僕らは次第に使わなくなりました。
やっぱカッコイイほうがいいし、ラクなほうがいい。いやもうホントにそうなんです。せっかくの冬の休日なんだから楽しまなきゃ。お客さんもド根性を鍛えにきたわけじゃないです。たぶん。
ガイドの山小屋の冬アクティビティでは高山帯の原生林や森林限界のうえを歩くのでクロカンでは性能がまるで足りず、テレマークに変わっていったのは自然ななりゆきだったと思います。
それでもまだ駆け出しだったころはお金もなく、お客さんの満足度もよくわからず、僕たちはクロカンで仕事をしました。そのころは美瑛の冬のお客さんはとても多くて、ツアーに参加するお客さんの半分が「脱落」してもなお、大いに盛り上がったのです。
笑いあり、涙あり、なかなか楽しい時代でした。 しかしまあよくぞご無事で、と思わないでもありませんが。^^;
汚水に沈んだ100足以上のブーツ。あれから1週間、乾燥が不十分でカビも生えてきて異臭を放っています。捨てずにご希望の方にタダで差し上げるというのもアリですが、変色したり臭いモノを押しつけるわけにもいかず、差し上げるにしてもいったん洗ったり乾かしたりしておくことが必要で、それは途方もない作業なので諦めました。アドバイスいただいた方すみません。
思い切って捨てるわけですが、あわせて軽トラック1杯分くらいになるかも。 けっこうなボリュームです。
ガイドの山小屋の創業時の面影を残すものがまた消えていきます。唯一残るのは開業2年目に導入した3艇のインフレータブルカヌー(2人乗りのラフティングボート)だけ。 それもいつまで残るのやら。
さて。 明日はついにクロスカントリースキーとお別れ。
時代がかわっていくんだな〜と、思わずにはいられません。
2010年8月26日(木) お詫び
先日、24日未明に北海道を襲った大雨は、私どもガイドの山小屋にも爪跡を残しました。
正常な営業ができる状態ではなかったため、24日は臨時休業いたしました。 ご来店いただいたお客様、申し訳ありません。
当店では、地下倉庫に保管していた新品のクロスバイクを中心に、保有する自転車約60台が完全に水没しました。
保有する商品(貸自転車)のうち半数近くを一晩で失ったことになり、現在、一時的に品薄状態となっております。
夫婦で力をあわせて(喧嘩しながら?)懸命に復旧につとめております。 今夕までに70%まで復帰いたしました。
地上倉庫に保管していた電動自転車を中心に70台は無事でした。それらをフル稼働させて対応しています。
品薄状態は徐々に回復しつつありますが、個人旅行の皆さまを優先して対応しておりますので団体旅行のお客様には大変ご迷惑をおかけしております。
なお、新規の団体予約につきましては、水没したママチャリのかわりの車両の確保が困難なため今シーズンは終了とさせていただきます。 現在ご予約の件につきましては優先して対応いたしますので支障はございません。ご安心くださいませ。
個人旅行のお客様のご予約は通常通り行っております。 秋の割引キャンペーン「秋割」は9月下旬から。今年も実施いたします。 お楽しみに。
明日以降は通常どおりの営業に戻ります。
これからもお引き立てのほどよろしくお願いいたします。
2010年8月21日(土) 北を食べる
まだまだ暑い日のつづく美瑛ですが、それでも確実に秋に近づきつつあります。 気温は30℃を目前に頭打ち。朝晩はすっかり涼しくなりました。 夏の収穫が終盤をむかえて、暑さが残るものの畑の風景もどこか秋らしくなっています。秋空の雲が浮かび、夕焼けはあかね色に染まります。
まちがいなく秋がすぐそこまで来ていますね。
これから北海道はおいしいものが次々と登場してきます。 十勝岳山麓では天然のマツタケが採れ始めたようですし、まもなく秋鮭も店頭に並ぶでしょう。品薄が心配されているサンマだって、あとひと月もすれば店頭に溢れだすに決まってます。
オーイエ!
食べるといえば、みなさんは「食べ物」に感謝をしていますか? ちゃんと「いただきます」って言ってますか?
最近、こんな記事を目にしました。 食堂でいただきますと言うのはおかしい。なぜかというと、店のひとが客に感謝をするべきで、客が感謝するのはおかしい。 うちの子には給食のとき「いただきます」と言わせないでほしいという母親。理由は、「給食費を払っているのだから」
ふぅ・・・。
いただきますという言葉。作ってくれたひとをねぎらうという意味も多少はあるんですけど、それ以前に、食べ物への感謝だと思います。
たとえば魚。私のために死んでくれてありがとう。残さず食べて死を無駄にしません。 たとえば米。収穫されてくれてありがとう。おかげで1日の命をつなぐことができます。
食べるということは植物なり動物なりの誰かが死に、その代償に私たちの命をつなぐということじゃないでしょうか。そこに感謝があると思います。
さいきんは登山も、1日でも予定日を過ぎたら遭難事件として大騒ぎになりますから誰もが何がなんでも下山しようとするので「食糧が尽きた!」という経験をする方はあまりいらっしゃらないかもしれません。
でも、食糧が尽きたら、それこそ恐怖。 かなり心細い。
僕の経験を書きます。 一昨年の秋、僕はひとりでオーストラリア大陸を自転車で横断しました。 僕が漕ぐ自転車が、オーストラリア南岸のナラボー平原に突入してからは、食糧の補充がとても困難になりました。ナラボー平原、何しろ1000km以上にわたって町がない、ほとんど人が住んでいないのですから。
そのかわり、野生のカンガルーがやたら飛び跳ねています。ウサギもすごい。野生のラクダまでいます。それから何億匹のハエ。
ハエは何匹か食べた(口に飛び込んでくる)けど、栄養にはならないです。(苦)
1日1日と手持ちの食糧がどんどんなくなっていきます。往来する旅行者に水を供給する公共の水タンクが1日おきにあったので水の補給はできましたが、食糧の補充には困りました。 ひたすらまっすぐの道と、土漠が続きます。
自転車に積めるのは1週間分だけ。それを20回分に分けて少しずつ食べることになります。新鮮な肉や野菜はなく、サプリメントや粉末ジュースで代用しました。 それから、とっておきの場合にサーモン缶。それから日本のラーメン「出前一丁」。 米は、一握りしか残っておらず、最後までとっておくことにしました。(後日役立ちました)
ガソリンスタンドを見つけたら、嬉しくて嬉しくて。 ガソリンスタンドには必ずテイクアウトがあるんです。せいぜい5〜6品ですが、それで十分! 必ず「ハンバーガー」または「ステーキサンドイッチ」を頼みました。 涙がでるくらい嬉しかった。胃袋も喜ぶし、手持ちの食糧も1日分、ストックが残されますから。
1回1回の食事がとても貴重でした。 自然と、「いただきます」の言葉が口から出ました。
さて、秋の北海道。 おいしいものが巷に溢れますね。楽しみー!
心をこめて言いたいと思います。いや、叫びたい。 「いただきます!」
2010年8月10日(火) 美瑛は暑さがひと段落
美瑛はずっと30℃以上の日が続いていました。 おまけに湿度が高い。 蒸し暑い夜も多くて、 なんだかまるで北海道が本州になってしまったかのようでした。
でもきょうは久しぶりに、ギリギリ30℃で気温の上昇がとまった。 イエーイ!(大袈裟?)
暑さもひと段落したような、そんな気がします。
さてお盆。
美瑛の町も夏休みの人々でごった返しています。目立つのはキャンプ用品を満載した車や自転車やオートバイ。 彼らは、どれだけたくさんの荷物を持っているかで競い合っているような印象があります。つまり、荷物の多いやつが偉い。荷物の多いやつが旅慣れている。 それって、本当は逆なんだけど、まあいいや。 これも夏の風物詩なんです。
ガイドの山小屋も大型バスの受け入れが減り、個人旅行のお客さんが増えてきました。いわゆる旅人。 これが本来のガイドの山小屋だなあと思っています。
ところで、気になるのはお盆休みの空模様。 なんと台風が近づいているとかで。
えええーーーっ!!
参ったな。
台風が去ったあとは、一気に秋の気配になるんでしょうか。 そんな気がします。
きょう夕方、久しぶりにオートバイで走りました。 いちおう、なかなか帰ってこない女性のお客さんを捜すという大義名分なんですが、同時に夕焼けに染まった美瑛の丘を走り抜けるという大きな大きな楽しみがありました。 970ccボクサーツインエンジンは騒がしい音をたてることなくスーッと加速していきます。トントントントンと小刻みな鼓動を奏でます。 これがなんとも心地いい。
空が夕焼けに染まる頃には昼間の暑さはどこへやら、すっかり涼しくなっていました。半袖では少し肌寒いくらい。 秋は、近いのかもしれません。
2010年8月9日(月) 夏休み、はじめての自転車旅
僕が初めて自転車で旅をしたのは、高校1年生の夏休みでした。
同級生の「マニロウ」とともに、2台の自転車に2人分のキャンプ用品を詰め込み、四国高松から四国の瀬戸内海沿いを横断、フェリーで九州にわたり、別府から九州横断道路「やまなみハイウェイ」を走り、 久住高原、阿蘇、熊本、雲仙と経由して辿りついたのが長崎でした。
泊まったユースホステルを思い出すこともできます。 松山、別府、瀬の本高原、熊本、島原、そして長崎。
たしか、出発から一週間くらいで到着したように思いますから、記憶は概ね正しいと思います。
僕たちは2、3日、長崎に滞在して原爆資料館や大浦、浦上などの原爆ゆかりの地を巡ったように思います。松翁軒?という名の老舗のカステラ屋さんでパンのミミにあたるカステラの端切れを安くたくさん買い、それを3食にあてて常にボリボリ食べながら過ごしました。(記憶が確かなら、それはものすごくうまかった)
旅に出て10日目、長崎から普通列車を乗り継いで九州、山陽を経て四国高松に帰りました。当時はまだ瀬戸大橋はなく、国鉄の宇高連絡船で瀬戸内海を渡り、ふるさとに帰 りました。
当時の僕らとしては大きな旅だったのですが、同行のマニロウとは列車のなかでも特に話すこともなく、疲れ切っているのか不機嫌なのかもよくわからず、このときからボクは、やっぱり旅はひとりのほうが楽だなと思い始めていました。
きょう午前11時2分。8月6日と同じように、美馬牛に鎮魂のサイレンが響き渡ります。
長崎。
ふっと、20年以上前の旅の記憶が蘇りました。
その後、マニロウはヨット部で成績をあげ、インターハイに出場するまでになりました。僕はヨット部から山岳部に移り、山歩きと自転車やオートバイの旅をもっぱらのライフワークとするようになります。 なんとなく今でも、マニロウはヨットで海に出ているような、そんな気がします。やっぱり「ひとりが楽だ」なんて思っているんじゃないかな。
そして長崎は、あの頃と同じ夏を迎えているでしょうか。
2010年8月6日(金) 北海道のパワースポット
僕が感じるパワースポット。 いくつかありますが、その中でもひときわ強いパワーを放つ代表的な場所といえば、やはりトムラウシ山だと思います。
ほらほら、 たくさん同意の声があがりましたよ。 みなさんも強いパワーを感じたのではないでしょうか。
名山という以前に、ここは強いパワーを秘めた山です。 大雪山のなかでも、ここは格別です。 アイヌの人々が神の山として神格化したのは、なにも高山植物が美しいからという理由だけではないはずです。
難易度の高い山、遭難多発の山、 近年、マイナスのインパクトを与えてしまっているのが残念ですが、 それだけ容易には近づいてはならない聖域といえます。
難易度の高い山に登って自慢したければ、日高がそれに相当しますし、 または南米の山にでも登ればいいのです。
トムラウシは「登頂自慢」の山であってほしくはないところです。 山頂はご神体そのものですから、 土足で踏むことは避けたいところ。 南沼、あるいは北沼から山頂を望みましょう。 それだけで荘厳な気持ちになるはずです。 南沼、北沼は、神社でいえば境内にあたります。清めの場所。 いずれも聖なる場所ですから付近での排便は避けましょう。 どうしてもその必要があれば、携帯トイレを用いて内容物はお持ち帰りください。
それから、もし、どうしても山頂に立ちたければ、早朝に。 ここは神々に祈りをささげる場所です。 深い感謝の気持ちを忘れずに。
このような強いパワーをもつ山は、同時にマイナスのパワーも放ちます。 マイナスイオンは浴びたいけど、マイナスパワーはねえ・・・。
山が怒っている(悪天候)ときは、決してご神体(山)に近づいてはいけません。 それから午後には決まってマイナスのパワーが強くなります。 そういうときは麓の南沼にテントを張り、ご神体に近づくのは翌朝、もしくは十分な天候の回復を待ちましょう。
聖なる山のマイナスパワーは、時にはおそるべき力を持ちます。 人の命をいとも簡単に踏みつぶしてしまいますから、どうか十分にお気をつけいただきたいと思います。パワースポットを訪れようとするとき、恐れと敬いは決して忘れてはいけません。
ところで、ジェイドを身につけると、天地の神の怒りから身を守るといわれています。 だからといって怪しげな通販とかで安直に購入してはいけませんよ。
〈写真〉僕のジェイド ニュージーランド先住民マオリの定番のお守りだ 2010年8月5日(木) たまには彼女と(ノロケ注意)
きょうは旭川の花火大会だって。
赤灯台を境に、西側はヨットハーバーになっていてたくさんの自家用ヨットが係留されている。地元の大学や僕たちの通った高校もヨットの練習に使用している。
東側が高松港。瀬戸内の小さな島々と行き交う小型のフェリーや汽船が頻繁に出入りしてる。かつては国鉄の宇高連絡船も30分毎にここを往来していた。 小波や風で係留中のヨットはいつも小刻みに揺れている。アルミ製マストと滑車がぶつかりあって、そこらへん一帯にいつも「カラン、カラン」という音を響かせる。 ここがいちばん港町を感じる場所だ。
僕たちは赤灯台の近くまでオートバイでいき、コンテナブースにオートバイをとめて防波堤に座って海を眺めるのが地元に帰省したときのデートの定番だった。
2010年8月4日(水) 美瑛産トマトとズッキーニのカレー
美瑛産のお野菜って、何を思い浮かべますか? 正確なデータをもっているわけじゃないけど、実は美瑛町は、北海道内有数のトマトの産地なんです。 美瑛町内では大規模なトマトのハウス栽培がさかんです。
夏になると、糖分が増しすぎて実が割れたり、大きく育ちすぎたりして出荷されなかったトマトをよくいただきます。
これがうまい!
でも、1回にいただく量は、半端ない。 とても食べ切れないので保存します。
湯むきして茹で、ホールトマトにしたものを冷凍します。 それをスープに入れたりハッシュドビーフに入れたりしながら使用します。
テレビのニュースでは「野菜の高騰」が騒がれていますが、なんだか毎年お盆前っていつもそうですよね?今年もそんな季節になりました。
ありがたいことに、美瑛に住んでいる限り野菜の高騰とは無縁で、わが家にはいただいた夏野菜がどっさり。なにしろうまいので、毎日夢中で食べています。
昨夜はいただいたお野菜をドカドカいれて、カレーを作りました。 茄子、おくら、ズッキーニ、玉ねぎ、それからトマト。 材料に水分をたくさん含むので、加水はいらない。野菜の水分だけでいい。
これが、うんま〜〜〜〜〜〜い! 清涼感っていうんですか。トマトの酸味が夏!ってかんじで! ズッキーニや茄子のコリコリ感もいい。なんだかハーブ系なかんじのカレーになりました。ハーブは入ってないけどね。
究極の美瑛産野菜のカレー。お店で食べるのもいいけど、こうして偶然のタイミングで作られる家庭のもののなかに、きっと最高の絶品があるんだと思います。
でもたぶん、二度と同じものは出来ないな。(汗)
2010年8月3日(火) ある日の失敗
この5年くらいでガイドの山小屋は急速に国際化しました。 ここ3日間だけをとってみても、 ベトナム、オランダ、スイス、スロバキア、ロシア、いろいろ、いろいろ。 旅人の国籍はほんとうに、様々です。
特に、東京のひとが来ない日はあってもアジアのひとが来ない日はありません。 台湾、香港、韓国、シンガポール。それから大陸系。 やはり、大きな割合を占めるのはアジアの方々です。 この流れは、どんどん大きなものになっていくような気がします。
毎年、シーズンの終盤になると僕らには克服するべき課題がはっきりと見えてきます。 それには、予算的に不可能なものもあれば、僕たちの意識改革と努力で克服できるものもあります。
今年は早くもいくつかが見えてきました。
ある日の小さな失敗で、僕らは気付かされたことがあります。 それは団体さんの受け入れで起こりました。 それまではビジネスの完成度と仕事の効率ばかりにとらわれていて、すっかり見落としていた、小さいけれど大切なことを気づかされました。
特に台湾、中国系のお客さんは日本人と比べて、家族愛が強い傾向が、はっきり見られます。
高齢者を大切にする。 子供を親族ががっちりフォローする。(溺愛すぎるくらい?) そして、お父さんがしっかりしている。
う〜む。それって日本人が40年くらい前に忘れたことじゃないですか?
具体的なことはお話できませんが、この「家族愛」を、僕らのやり方で承りたい。 ご家族にとって忘れられない旅にしてほしい。 ああ、偽善とか綺麗事じゃないです。僕らはそれでお店の好感度UPを目指すんですから。
それに お客さんの満足がUP=仕事のできる添乗員さん! 旅行会社の業績も、きっとUPでしょう。 そして、世界じゅうのひとが北海道をもっと好きになる。 究極の、「三方良し」、ですよね。
う〜ん、こういうこと言っちゃって、なんだかコテコテの日本システムですね〜。
でも、こういうこともあります。 これ以上団体バスの受け入れは広げません。 今よりも受け入れを増やせば、個人旅行のお客さんへの対応がどんどん中途半端なものになってしまうでしょう。応対の質が落ちてしまうと思います。 この夏、そういう懸念が何度かありました。
やはり、旅人あってのガイドの山小屋なんです。
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