ガイド日誌

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2007年5月13日(日)

店をやめるぞ!

6日にBCスキーツアーが終了してからというもの、ボクは毎日毎日朝から深夜まで電動ドリルとトンカチ片手に家のリフォームに取り組んでいます。重量が100k近い食器棚だって娘たちのピアノだって女房と2人だけで2階から1階に降ろしました。70kもある1枚板のテーブルに至っては必死の形相で一人で運びました。階段で立ち往生して、潰されて死ぬかと思った。

お店や事務所だったフロアを4つに仕切っています。あらたに照明もコンセントも増設しています。さらに200Vの電源を敷設したり、壁を作ったり。

毎日、そんなことをしています。予算は5万円以内、だから全部自分でやるしかないのです。それに結構好きなんですよ。

なぜって?

やめるのです。お店を。

あ、廃業じゃないっすよ。

夏期の間、店内は喫茶として開放して営業していました。それを今年からやめることにしたのです。理由は簡単、家が手狭になったので、喫茶の客席スペースは自宅にしたいと思ったから。

それに受付が玄関ホールに移動したので店には入りづらくなりました。

また、今年からはレンタサイクル業務がこれまでとは全く違った形になるので、片手間的に喫茶を続けることはとても難しいのです。

店内だった部分は自宅のリビングとダイニングになりました。以前は事務所だった部分は山用品の準備倉庫になり、さながら小さな登山用品店のようになりました。

ところで、今シーズンからは冬のお客さんやツアーのお客さんは、いったん自宅のリビングに通すようになります。

友だちが遊びにくるカンジ。

そういうのって、なんだかイイと思いませんか?


2007年5月6日(日)

涙のラスト焼肉は三段山クラブとともに。

あ〜。ついにこの日がやってきました。涙のラスト焼肉の日です。

「あ〜。オレたちの原点は崖尾根だと思うので、きょうは激しく崖尾根をこえて行こうと思います」

一方的に宣言して激しく出発。ところが、やはりGW最終日ですね。あれほど雪の豊富な崖尾根ですが、頂上付近の雪が途切れています。頂上直下は藪を漕いで登り切りました。

いやー、それでもやっぱり崖尾根はいいですねー。三段火口付近もいいし、西の谷も西尾根もいい。おまけにこんなに素敵なザラメじゃないですか。

あれあれ、待てよ。どこかで聞いたような奇声が聞こえてきた。

いました。三段山クラブです。旦那、スーさん、ヒロさん、kinpeiさん。さらにnaokiss。あれ?あの腰をくねらせながらいやらしい滑りをしているのは誰だろう?激しいなぁ・・・。

ごく自然な成り行きで、焼肉は合同でやろうということになりました。物量に勝るオレたちガイドの山小屋隊に、質とアルコール量で勝る三段山クラブ隊が加われば豪華絢爛、酒池肉林の宴となるはずですから、当然な成り行きなのです。

旦那が奥さんに内緒で自宅冷蔵庫からくすねてきたシャウエッセン。

う〜ん、豪華だ。

スーさんは葉ごと生でバリバリ食える小さな大根。

ピリッとうまいですね〜。

もちろん肉は豚サガリ。

さすが上富良野、グルメだ。

さて、きょうのガイドの山小屋勢は女性中心です。T野さんから生酒が提供されます。

「うお〜」どよめきがあがります。

さすがT屋さんは家庭的です。お酌と配膳で周囲に気を配ってくれます。独尊姫は天然ボケ連発で周囲を対応不能に陥れ、我々を不思議空間にいざないます。歓談が盛り上がるなか帯広のMさんはなんと旦那と同僚であることが判明します。う〜む、世間は狭いなあ。

焼肉はほんと楽しいです。また来年も盛大に肉を焼きましょうね。

みなさん、今年も楽しいシーズンをありがとう。そしてまた来シーズンも存分に楽しみましょうね!

ではでは。


2007年5月5日(土)

雨だ!肉を守れ!

子供の日です。ガイドの山小屋のツアー車は鯉のぼりをたなびかせながらきょうも美瑛富良野を激しく疾走します。

このあたりでは毎年この季節になると、そこらへんで大空を誇らしげに舞い踊る鯉のぼりが見られます。ボクは3人の子持ちですが男の子はいません。ですからこの季節になるとメラメラと執念の炎がボクの身を焼くのです。

おれも激しく鯉のぼりしたいっ!

あんなふうに大空高く鯉のぼりを掲げたいっ!

そして傍らの息子に言うのです。

「太郎丸よ、あの大きな真鯉がお父さんなのだ!」誇らしく宣言したいっ!

しか〜し。いやはやこればっかりは・・・。

「せめて鯉のぼりだけでもっ!」というわけで車に小サイズの鯉のぼりを。

けっこう切実、鯉のぼり。

え〜さて、きょうはヘンな天気です。晴れてんだか、雲っているんだか・・・。次第に前十勝の上空は怪しげな雲に覆われてきました。風もあります。鯉のぼりがビシバシ激しく荒れ狂います。(おいっ!山にも持ってきたのかよっ!)

鯉のぼりというよりは、鮭釣りしてて、めっちゃ引いてるってカンジです。

びちびちびちっ!ってカンジ。糸切れそう・・・。

ま、それはともかく、きょうも肉を焼きましょう肉を。

じゅうじゅうじゅう。じゅうじゅうじゅう。

しかーし。そのうち雨がパラついてきました。急いでスキーを支柱に、ストックをペグにしてツェルトを張ります。ちょうどターブのように張ります。

ところが、ツェルトはあまり大きくないので人が入ることができません。僕らは肉は死守しているのですが体は完全に風雪に晒されているのです。

バチバチバチ!霰が皆の全身を叩きます。

「こういうのって、なんだか燃えるよね」

「変態だよね。」

ほんと、変態です。


2007年5月4日(金)

神様、どうかKDさんが滑落しませんように・・・。

思っていた以上の賑やかな大パーティになりました。しかもウホホーなメンバーで、なんだか楽しそう。

「俺たちなんだかハッピーな気分だから三峰山方面に行こう!」

誰が言い出したのか(オレやっちゅうねん)、そういうことになっていました。

ところが、三峰山へは稜雲閣から深い谷を越えなければなりません。しかもこの谷の傾斜がハンパじゃあありません。冗談ではなく、実際にそこを下る僕たちにはココは垂直にも思えます。

云うまでもなく難所。堂々たる難所。誰がみても難所。プライベート山行でもあまり歩きたくないなあ。もちろん安全にクリアするにはぜひともピッケルかザイルが欲しいところです。

「あああ、きょうは参加者にKDさんがいるではないか!」

彼女は昨年ここで足を滑らせて落下したことがあります。そのときは正直、肝を冷やしました。昨年の教訓から、全員に、どんなにゆっくりでもいいから最後まで3点支持を怠らないこと、キックステップを十分に利かせてから次の一歩を踏み出すように、ボクにしてはこんこんとひつこく、もうええっちゅうくらい何度も何度も言い聞かせました。

「神様お願い、どうかKDさんが滑落しませんように・・・。」

何度、天を仰いだことか。

谷の攻略だけで実に1時間を要しましたが、願をかけたおかげか奇跡なのか、全員が無事に谷を超えました。もちろん、あのKDさんも!

神様ありがとう!

神様へのお礼にと、盛大な焼き肉の狼煙を天空高くたなびかせたオレたちでした。


2007年5月3日(木)

熊が出るぞ〜。ホンマに、マジで。

なんだかわけのわからない天気です。真っ白なんです。

「何も見えないよ」

午前10時、吹上温泉。これだけ見事に真っ白では、潔く諦めもつくというものです。でも、天気予報は朝からきょうのお天気の回復を伝えているし、気圧配置を見る限り、回復は間違いなさそう。しかも一気に回復すると見ました。

フィールドを変更します。下山だ下山、ヤッホ〜!

1時間ほど車を走らせて上俵真布方面に向かいます。林道を歩いて原生林に入ろうというわけです。春ならではの、残雪の森歩き。

うんうん、いい具合に天気が回復してきました。日差しが鋭くて暑いなぁ。スルスルと滑ったり歩いたり、気ままな森歩きを楽しみます。こういうのもいいなあ。

ところが・・・!

「うわ!熊やんけ!」

残雪のうえに熊の足跡がくっきり。しかも、1回だけではなさそう。どうやら熊の道になっているらしい。

そのあとは・・・、逃げ足の速い僕たちでした。


2007年5月2日(水)

焼肉かラーメンか。

雨です。仕方ないのでツアーは中止。お店も雨天休業となりました。

あ〜あ、ツアーが中止になったのできょうは焼肉おあずけ。がっかり。

でも、冷蔵庫には肉が詰まってます。「焼いとく?」

肉たちの誘惑。

連休後半のツアー用の焼肉材料を買い出しに行くというと、女房も一緒に行きたいといいます。そうかそうか。

ま、彼女の目的は大型ショッピングセンターでの買い物三昧なわけですが。

では、ラーメン行きますか、ということになりました。先日、旭川で生まれ育った美深のHさんに教えてもらったラーメン屋さんに行くことになりました。

ラーメンの「八海」。旭川の近文の近くにあります。ヤマダ電機の斜め前。すぐに見つかりました。

メニューのトップは「塩とんこつ」でした。そういえば美深のHさんも「塩とんこつ」って言ってたっけな。迷わず大盛りを注文。女房は普通盛り。

思いのほか、あっさりしたスープです。細い麺がさらにあっさり感を引き立たせます。さらさらと清涼感のあるラーメンです。おいしい!

見た目も綺麗です。カメラを持ってこなかったことが悔やまれます。麺の箸あげ写真を撮りたかった!このキラキラした細麺ならば、いい画が撮れそう。

丸いチャーシューが、これまたおいしかったのでした。

う〜む、焼肉もいいけどラーメンもいいなぁ。


2007年5月1日(火)

残雪の山を駆けめぐる南風と焼肉。

生ぬるい風が吹いてます。南風。

雪が融けちゃいそうだな〜と、ちょっと気になります。

でも、この調子だと、5月いっぱい滑れそうな、そんなカンジです。雪はたっぷりあります。積雪深は、いまだに真冬並みかも。ただ、気温は高いです。

さて、きょうはややウィンディなので風をさけて森のなかで焼肉をします。西尾根からしばらく下った森のなかにある「女王様スロープ」のテラスに急ごしらえの焼肉ダイニングを造ります。いつものようにスコップで雪を掘り、テーブルとコンロを掘り抜きます。

正午ごろ。ぴぴー!と笛を吹きます。そこらへんで遊んでいた参加者がわさわさと集まってきます。さて、では厳かにコンロに点火。

まず、もやし2袋を投入。

それから、もやしの上に肉を広げます。厚切りの、ラムのロース。うほっ!

さらにピーマンをのせて、しばらく待ちます。

じゅうじゅうじゅう。

ぐつぐつぐつ。

身も心も悶え苦しむこのひととき。早く食べたい。でもまだおあずけ。お肉はまだ半ナマだから。

あああ・・・、この、「じらされ感」がたまらない・・・。

クゥ〜ッ!

ああ素敵です。ファンタスティック!

オレって変態かも。


2007年4月30日(月)

快晴の焼肉。

ものすごい天気です。サングラスをかけていても眩しいくらい。

ジリジリジリ。身も心も焼肉も焼ける焼ける焼ける。きょうの紫外線はハンパじゃないです。

さて、きょうは前十勝に出かけました。前十勝は快晴の日に向いてます。

昨日の微妙な雪質は、なんと有難いことに、一晩で一気に改善していました。腐った雪面が融けて夜間の冷気で一気に凍って、それが直射日光に照らされて融けはじめたらザラメになるんでしょうか。それにしても劇的な変化です。

雪質ってホント、わからない。予測できないです。

このお天気に誘われて、三段山クラブのスーさんやかっちゃん、キャプテン、ガイドしのぶちゃんなど、昨日の鍋仲間たちも山に来ていました。ニセコのアベさんたちも来ていて前十勝はなかなか賑やかです。

鍋仲間の居残り勢は、ほとんど寝てないんだとか。ずっと飲んでいたんだとか。気分悪い、おえ。とか言ってるし。

先に帰ったガイドしのぶちゃんにメールで起こされて、渋渋やって来たんだとか。ま、二日酔いには良薬ですね。

さて、

我々焼肉ツアーの面々はきょうも早速、焼肉の準備です。きょうはカバワラの下でお肉を焼きます。

じゅうじゅうじゅう・・・。

遮るものが何もありません。直射日光が容赦なく僕らを炒りつけます。

じゅうじゅうじゅう・・・。

顔が焼ける〜肉も焼ける〜。

ああ素敵です。


2007年4月29日(日)

きょうはジンギスカンの日なんだってさ。

始まりましたよ、焼肉ツアー。ひゃっほ〜!

行きの車のなかで何気なくFMラジオを聴いていたら、なんときょうはジンギスカンの日なんだとか。

ええ〜!初耳ですよ。2と9でニク、つまり「肉の日」ならわかるけど、なんだってジンギスカンなんでしょうか。メ〜エ。よくわからんです。

まあいいんです。ジンギスカンの日にジンギスカンを食うのは悪い気分じゃないですからね。なんとなく縁起がいい、ような気がする。

いいことがあるような気がする。家内安全とか、無病息災とか。

さてさて。きょうのツアーでは三段山の西尾根で肉を焼きました。陽気な仲間とジンギスカン。

肉ってやっぱり素晴らしい。

雪質は、なんというか、つまり微妙でした。期待していたザラメではなく、先日の雪が腐って「水でこねた紙粘土」のような雪になっていました。

う〜む・・・。

ま、いいんです。あくまで焼肉がメインのツアーですからね。

夕方からは上富良野の友人の家で鍋パーティでした。きょうの食事は昼飯が山で焼肉。夕食は山の仲間たちと賑やかにお鍋。

うほほ〜

暴飲暴食マニアの僕といたしましては、なんだか最高にハッピーな1日でした。


2007年4月28日(土)

僕は変態。

始まりました。ゴールデンウィーク。

ガイドの山小屋も半年ぶりに店舗営業を再開しました。早速、電動自転車のレンタルが始まりました。やっぱり電動自転車の評判がいいみたいです。

プチ改装したあとのカウンターは無事に機能しているようです。わざわざ靴を脱いで受付する必要がなくなり、回転もスムーズなようです。

よかったよかった。

心配していた雪もとけて、少々寒い初日ではありましたが、まずまずの滑り出しといったところです。

さて、明日は焼肉ツアーも始まります。焼肉ですよ焼肉。

楽しみ〜。うふ♪

きょうは買出しに大忙しです。肉を7キロと、野菜を多数買いました。これみんな連休序盤でみなさんの胃袋に収まってしまうんですよ。

暴飲暴食マニアの僕といたしましては、カートに大量の肉をいれてレジに並ぶ気分が、ナカナカの快感でありました。

僕ってやっぱり変態なんですかね?


2007年4月27日(金)

プチ改装

ガイドの山小屋は一般家庭のように靴を脱いで上がるようになっています。

これが、けっこう評判がよろしくないようで・・・。

当初、店舗はいずれ家屋とは別に建物の東側に建てる予定だったので、住居専用にするつもりで作ったのです。そのためガイドの山小屋は店舗なのに靴を脱いで上がるというヘンなスタイルになりました。

レンタサイクルのお客さんには不評です。ついうっかりの人はもちろん、意地でも靴を脱がず、土足で上がり込んでくる人だって、年に何人もいます。

改善することにしました。

受付(フロント)を、玄関にもってきました。靴箱をカウンターに代用して、そのほかも家にあるものを用いました。改装にかけた費用は1万円以内に収まっています。

ほほう、なかなかいいんじゃない?自画自賛。

これでレンタサイクル業務がスムーズに進むようになるといいなと思ってます。

降り続いていた冷たい雨は昨日の夕方には雪にかわり、きょうは朝から雪が積もってます。おととい女房が植えたパンジーの鉢には雪がこんもり積もっていて、店の階段に並んでいる花の鉢はすべて雪にすっかり埋もれてしまいました。大丈夫なんだろうか。

明日からGWだというのに・・・。


2007年4月24日(火)

クロカンの時代が終わる

ガイドの山小屋にはクロスカントリースキーがたくさんあります。ちゃんと数えたことはありませんが、旧モデルあわせるとスキーが50セット、ブーツは100足くらいあるようです。

かつてはバックカントリースキーもクロカンで行っていました。ツアーがだんだん盛り上がっていくなか、細く不安定なクロスカントリーの板では追いつかなくなり、やや太いクロカンに移行し、やがて現在のテレマークスキーに切り替わりました。地味なクロカンから華やかなテレマークに移っていく過程では客層や参加者の服装まで変化していきました。今は明らかに以前よりもカッコイイ男女が多くなっています。

今シーズンまでは美瑛の丘を歩くツアーは変わらずクロカンで行っていたのですが、美瑛の丘めぐりもまたクロカンよりはテレマークスキーで歩いたほうが初心者にも簡単で楽しいのです。

やはり楽しいほうがいいに決まってますよね?

こうして来年からは美瑛の丘めぐりもテレマークスキーで行うことにしました。みんな喜ぶだろうな〜。

シーズン切り替えの大整理の折、きょうクロカンをすべて倉庫の奥に片付けました。もしかしたらまた使う機会があるかもしれない、と思いながら廃棄ではなく保管を選択したのですが、おそらくこのまま、2度と日の光を見ることはないだろうなと知りつつ、そっとダンボール箱のふたを閉じました。

クロカンにはいろいろな思い出があります。ガイドの山小屋の基礎なる部分も確かにクロカンで築かれたと思っています。

ひとつの時代が静かに終わったような気がします。


2007年4月23日(月)

幸せを呼ぶワイルドストロベリー

近くにワイルドストロベリーが自生しているところがあります。

どんどん増えるので株分かれした幼株をいくつか我が家に植え替えました。夏には甘酸っぱくてなかなか美味な果実がたくさんつきます。繁殖力は旺盛で、結構な勢いでどんどん株が増えます。

我が家においては単純に食べることを目的に植えられたワイルドストロベリーですが、ワイルドストロベリーには幸運や良縁を呼び寄せる効果があるとか。何度かテレビで紹介されて話題沸騰したこともあるようです。

ほぉ〜。そんなにスゴイものなのか。

そういえば・・・。

我が家ではワイルドストロベリーを育て始めてすぐに2年連続で赤ちゃんに恵まれました。結婚して10年以上なので2人目の赤ちゃんは半ばあきらめていましたが、あれよあれよという間に3人の子持ちになりました。

昨年の春には、友人3人にワイルドストロベリーをお分けしました。彼女たちはいずれも独身で、誰かいい人がいたら紹介してあげたいなーと前々から思ってい ました。でも、なかなかそういう機会ってあるようでないものなんです。

軽い気持ちでワイルドストロベリーの株をお分けしました。

この春、そのうちの1人に素敵な彼が出来ました。まだ1年もたっていないのにお見事、彼女の「彼氏いない歴十●年」にピリオドが打たれたのでした。

もしかしてワイルドストロベリー効果?半信半疑ではありますが。

さて、その後の我が家のワイルドストロベリーですが、もともとから植えてあった普通の早生の苺が、これまた繁殖力が旺盛で、早生苺とワイルドストロベリーがごちゃごちゃに混生してしまい、いまはどれがワイルドストロベリーなのかわけがわかりません。

でも、これからもきっといいことがたくさんあるような気がしています。


2007年4月22日(日)

ああぁぁぁ、旭山動物園

いま話題沸騰中の旭山動物園に行ってきました。

「何を今さら」とお思いでしょうが、こんなに近くに住んでいるのになかなか機会がないのです。仕事柄、土日祝は休めませんから、子供たちをつれて 行ってあげられないのです。ガイドの山小屋はこれから11月上旬まで、お盆も連休も週末も休むことはありません。店休日は雨天だけですから。

さて、いまはオフシーズン。きょうは休業期間中の日曜日です。

「今日はチャンスじゃないか!お天気もいいっ!」

家族5人でさっそうと出かけました。いざ、憧れの旭山動物園へ。

車のなかでは娘たちが大騒ぎです。動物園コールの大合唱。

ペンギンっ、それペンギンっ!

シロクマっ、それシ〜ロクマっ!

約40分の大騒ぎのドライブ。ようやく旭山動物園に到着しました。

やった〜駐車場がガラ空きじゃないか。

ひと気が少ないね〜。オフシーズンはいいね〜。

ん?あれ?おや?

それもそのはず。

「休園です」(4月9日〜27日まで)

が〜〜〜ん・・・・

周辺には大型バスが2台、乗用車が10台ほど。みなさん僕らと同じように途方に暮れています。特に外国人の団体さんは気の毒です。どうしても諦めきれないのか、柵やフェンスを乗り越えて乱入しようとしています。

暴動かよ!

気持ちはわかるけど、それはちょっとやり過ぎでは・・・。

ガイドの山小屋も含めて、4月は北海道じゅうがオフシーズンなのです。


2007年4月21日(土)

町の人、BCの人

仕事柄、ふだんは仕事着で過ごしています。

僕の仕事着とはスポーツウェアみたいなものです。いつでも雪山でも砂漠横断でも出発できます!みたいなバックカントリー向きな服装で、如何せんマーモットとかパタゴニアとかいったメーカーが多くなります。

特にガイド業務が忙しい冬の間などは、スーパーに買い物に行くときも本屋さんに行くときもそのまんま。

しかし休業中は違います。本州へ帰省して2週間を過ぎたあたりからようやく、これは変やろ?と、明らかに周囲から浮いている自分に気付き始めます。リーバイスなどのコットン製品を身につけてレザーブーツやスニーカーを履くようになります。目上の人と会うときなどはジャケットを着用することもあります。

自分では、これでようやく普通なつもり。町の人。

でも、妻は言います。

「あはは。なんか変」 

笑うな〜〜!自分の旦那に向かって変とか言うな〜〜!

とにもかくにも、自分が2人いるみたいで変な気分です。

地元の同級生たちや大学やサラリーマン時代の友人たちは、僕が北海道で山岳ガイドをやっているなんて、たぶん想像できないと思います。あはは。

美瑛に帰ってまもなく24時間が経過しますが、1週間後にはテレマークスキーを携えて雪山へとガイド業務に出かけていくとは、もう一つ実感が沸かないままです。自分ですら想像するのが難しいのです。あはは。


2007年4月20日(金)

敦賀〜苫小牧へ

はじめて福井県の敦賀港からフェリーに乗りました。

北海道に帰るために、いつものように神戸の実家から京都の舞鶴に向かいました。でも、舞鶴港に着いたところ、なんかおかしい。ターミナルが真っ暗。

「本日休航」

毎日運行しているはずのフェリーがこの日に限って、休航。

が〜ん。

仕方がないので舞鶴からさらに北へ97km、車で2時間かけて敦賀へ向かいました。

午前1時頃に出航。約20時間後、フェリーは夜の苫小牧に着きました。苫小牧は雨。気温は7度ほど。本州とあまり変わりませんでした。

苫小牧から約3時間の深夜ドライブ。やっと帰ってきました。4週間ぶりです。

美瑛の残雪の残り具合は例年どおり。いつもどおりの春です。街灯もない暗い夜道を自宅に向かって走っていたら、道路脇には雪がとけて顔を出したばかりの淡い薄緑色のフキノトウが たくさん、ヘッドライトに映し出されます。

ほほ〜。うまそう。

早く食べてみたいものです。


2007年4月1日(日)

焼肉GoGo!

ふるさとの友人が焼肉パーティに招いてくれました。

実家のある神戸から僕のふるさと四国の高松まで、車で2時間弱、もうすぐ焼肉だと思うとアクセルに力が入ってしまうんですよね、コレが。

焼き肉はなんとイノシシでした。素敵!ブヒー!

猪肉の三枚肉が炎で炙られる姿、思い浮かべてください。脂がとろけてしたたり落ち、炎が立ち上がりますよ。ぶわ〜。いやぁ、たまりませんね〜。心もまた、激しく焼き焦がされます〜。

もうお箸が止まりませんよ。やめろといわれても無理ですから。

500gくらい食べたと思います。メタボリック?忘れました、そんなこと。

うほほー。

正直いって、桜の花なんて眼中になかったです。

いやあ、夢は1頭丸焼きですよねー。1頭をグルグル焼くやつ。

1万キロカロリーくらい食べてみたいものです。


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