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2011年2月21日(月) 〜2月23日(水)

おいしい北海道 富良野の大豆で手作り納豆を作ってみよう

 

クライストチャーチに住む兄弟、ひっぢは納豆を手作りしていました。

この納豆の作り方は、ひっぢの現場を見て覚えたものです。

ひっぢの納豆を、上田さんの大豆で作ってみたい。」
構想2か月(笑)世界一うまい納豆作りプロジェクトがついに、ボクんちの台所で始まりました。

 

日本から遠く離れたクライストチャーチでコツコツと日本の味を手作りしていた兄弟。

富良野岳の山麓の畑で、手間暇かけて丁寧に作られた上田さんの大豆。

美瑛のボクんちの台所で、両者が出会った。

 
これはその様子を伝えるドキュメンタリーである!

 

1日目 2/21(月)


富良野の上田さんの大豆をお水で一晩(8時間くらい)浸します。

 

寝る前に仕込んでしまえばあとはもうやることはありません。

 

 

2日目 2/22(火)


一晩お水に浸したら、こんなかんじ。

 

圧力鍋で蒸します。

最初は強火3分。激しくシュシュシュシュまわす。
中火10分、弱火20分、蒸らし15〜20分。 もう少し長くても良いと思います。


写真は蒸し上がった大豆。

 
ふっくら艶々でふわふわ。ほんのり甘み。

たぶんこの状態が一番うまい!

固さをみるために少し食べてみてください。どうです?うまいでしょう?


熱いうちに市販の納豆を混ぜ合わせます。

 

納豆菌の死滅温度は120℃なのでダメージはありません。むしろ他の雑菌の殺菌になるのでアツアツのうちに作業すると良いといいます。また納豆菌の発酵には空気が必要なのでラップなどで密封しないことも大事です。


発泡スチロールの箱で寝かせます。

 

湯たんぽがわりにペットボトルをつかっています。お湯の温度は50℃〜60℃くらいで、箱のなかを常時40〜50℃に保ちます。お湯は8〜10時間おきに入れ替えるとよいでしょう。
ひっぢは箱ごと布団で覆っていました。

 

これからしばらくはお湯の管理だけ。特にすることはありません。

 

3日目 2/23(水)


発酵30時間後の大豆です。
(混ざっている褐色の小粒は種に使用した市販の納豆)

 

ツヤツヤだった大豆の表面が納豆菌の白い膜で覆われています。新鮮な蒸し豆の香りと納豆特有のにおいが混ざって、う〜ん、たまりません。
そのまま一粒食ってみました。
「うめー!!!」


このように糸をひけば完成の証し。

 

すぐにも食べられますし、1〜2晩程度冷蔵庫で寝かせてやれば発酵が止まり、匂いが抑えられてさらにおいしくなります。


【感想】 時間はかかるけど簡単、そしておいしい!
 

3日間にわたってわが家の納豆作りをライブ発信いたしましたが、途中、強烈な印象を残す出来事がありました。

それは、圧力鍋で大豆を蒸し上げたときのこと。

 

蒸したての大豆の旨いことといったら!

 

味付けされていない、たったいま蒸しあがったばかりのウエダさんの大豆

固さをみるために食べた、スプーン1杯の豆の味が、僕は忘れられません。

 

出来上がった納豆はもちろん、すごく、すご〜くおいしい。

でも、もしかしたら、あのとき食べた蒸したての大豆には、それも到底かなわないかもしれません。

 

おわり

 

富良野・上田さんの農園のHP
http://www.uyda.net/
 

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