ガイド日誌

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2009年2月28日(土)

緊急搬出ツアー?

きょうのツアーは、前十勝バックカントリーテレマークツアーで緊急事態発生!だった。いや本当に。

十勝岳方面にトレースがあるからラッキー!と思って遠慮なく使わせてもらったら、そのトレースは三段山ナマコ尾根の方向に行ってしまった。残念!

ラッセルしながらフリコ沢を渡り、カバワラをせっせと登る。いい天気でいい雪なのに前十勝には誰ひとりいない。ノートラックの千春沢がまぶしい。

ここを滑らないなんて、ありえないぜ!

明日から3月だというのにパウダーだ。新雪が20センチくらい。うひょー!

たまらん。

途中でビーコンを1個、思い切り投げた。大切なビーコンは大きく放物線を描いて遥かな谷底のどこかに吸い込まれて見えなくなった。あとで探すつもりだけど、見つからなかったら大変な出費だ。絶対見つけなければ!

みんなでパウダーをじゃんじゃん滑ってそしてビーコン捜索。さいきんはみんな最新のビーコンを装備しているから見つかるのはあっという間だ。早っ!

見つかってよかった。(ホッ…)

ビーコンはすぐに見つかるけれど、そのほかに課題が残る。改善点はみんなで意見を出し合い、次の捜索に生かす。みんなどんどん上達していく。スコップを担ぎ、ゾンデを展開しながら同時進行でビーコン捜索が行われる。5分以内にすべてが終了する。すばらしい。

これならばお客さんに命を預けられる。

ガイド1名の少人数ツアーでお客さんだけでなくガイド自身が雪崩で流されたら、残されたツアー参加者が全滅する可能性もある。でも、この人たちが残されたお客さんだった なら、きっとうまくやってくれると思う。

下山の途中、ちょっとイジワルをして

「ツアー参加者の女性が転倒して右膝を負傷、骨折の可能性あり 。自力歩行不可能」

「目的地(白銀荘)まで200〜300m、途中には登り返しあり」

「白銀荘のスノーモービル使用不可能、装備のソリも 使用できず。」

このシチュエーションで課題に取り組んでもらった。 

〈写真〉固定処置をおこなう参加者たち。思った以上にテキパキとしていた。

6人いれば知恵が集まる。たちまち応急処置が行われて、リュックがハーネス状に生まれ変わり、負傷女性は男性にがっちり担がれて、他のメンバーたちはツボ足で道を踏み固める。これならばきっと搬出は成功するだろう。

前もって何の告知もしていなかったけれど、緊急搬出も見事なチームプレイで大成功だった。ボクがあらためて教えることは何もなかった。

〈写真〉けが人を搬送する。200mくらいならばソリを作るよりも担いだほうが早いこともある


2009年2月27日(金)

リュックの中身

明日のツアーの準備は、しないつもりだった。

でも何となくリュックの中身が気になって、ひっくり返してみた。案の定、わけのわからないものが出るわ出るわ。

やたらとお菓子が出てくる。食べかけのクッキーやらビスケットがジップロックの袋に包まれていくつも出てきた。大好きなロッテガーナチョコレートがパッケージの箱ごと底のほうから転がり出てきた。未開封だ。ラッキー♪

飴玉やらアーモンドチョコやらいろいろある。何年前のものかわからないスニッカーズが3本。融解と凝固を繰り返して得体のしれない物体に変身していた。

さすがに気持ち悪いので胃袋に捨てた。

ライターが2個、もつれた針金、今は使っていないビンディングの交換用ワイヤー、割れた固形ワックスがたくさん。そのほか緊急用の半固形燃料は半分蒸発している。

わけわからん。

ロープバッグにはプルージグが6本。なぜ6本なのか忘れた。スリングロープが2本。なぜ?カラビナが1個紛失していたので足しておいた。

再びパッキング。

これでよし。

何だかんだで明日は男性3名、女性3名、計6名が集まった。

合コンじゃ、ないよ。

天気もよさそうなのでまずは滑りに行ってしまおう。あとのことは何も考えてない。遭難は前触れがないものだから、段取りなんてしないよ、とは、うまく考えた言い訳だ。

さて、なにをどうするかは、明日の気分次第なのだ。

〈写真〉ゴミ袋じゃないよ。こういうことはしないつもり。


2009年2月26日(木)

リフト1日券500円なり

美瑛町民スキー場は2つある。

ひとつは町営。町外れにあって無料。リフトはなく子供用の雪遊び広場だ。

もうひとつは、白金温泉の白金パークヒルバレースキー場。白金温泉の裏山にあり、各ホテルから徒歩数分の、ほんとうにささやかなスキー場だ。コースの標高差も100mに足らない。

ここにはリフトが1本だけある。お世辞にも立派とはいえないけれど、しかしここは美瑛町民ならばリフト1日券がたったの500円なのだ。

「安っ!」

白金パークヒルバレースキー場

高速ペアリフトとあるが、めちゃ低速!体、冷えますからね。

ご覧のようにリフト1日券の定価は1500円。残念ながら周辺市町村には同じくらいの値段で倍以上の価値があるゲレンデがいくつもあるから、ここはいつも閑古鳥が鳴いている。きょうも客は3組だけだった。貸切状態なのだ。

でも、美瑛町民にとってはリフト1日券が500円なのでメリットがないわけじゃない。ただ、町からは少し遠くて、同じ20分圏内には東川のキャンモアがあり、帰りには大型スーパーで買い物もできるから美瑛町民の多くはキャンモアに行ってしまう。だから、わざわざ白金温泉まで来るひとは少なくて、知人に会うことは滅多にない。つまり、コッソリ練習するにはうってつけだ。

これは使える。

《周辺の、超ローカルだけど使えるスキー場》

ぴっぷスキー場

キャンモアスキービレッジ

カムイスキーリンクス

中富良野北星スキー

 

きょうはスキーを3本持ち込んで滑り比べをしてみた。

なにしろ滑り放題だから。

久しぶりに細板革靴で滑ってみた。うひょ〜!面白い!

標高600m、十勝岳の山麓だから雪質はいい。超地味なスキー場で見どころもないけれど、だからこそコソ練にはちょうどいいスキー場なのだった。

レストランなどないから、利用するひとはカップラーメンなど持っていくといい。センターハウスではお湯と電子レンジが自由に利用できる。

この生活感のあるローカルっぽさが、またいいじゃないか。

※予め証明書の手続きが必要です。シーズン有効。美瑛町教育委員会生涯学習課

そのほか町の至る所でリフト割引券が配布されていて、1500円→1300円で利用できます。

割引券は駅前の観光案内所や宿泊施設で手に入ります。


2009年2月25日(水)

雪が多い

この冬は戦慄の、「雪、少ねー!」で始まった。

暑っ!という日もあって、ただでさえ少ない雪がとけることもあった。

1月なのに、春?みたいな日が多かった。

全体として気温は高めだったと思う。とうとう一回も恒例のマイナス30度に届かなかった。それどころかマイナス20度だって何度もなかったではないか。

おかしな冬だ。

ところが、積雪はここのところ一気に増えた。

美馬牛の道路脇の雪壁も場所によっては1mを越えた。120センチもあるところもある。うちの駐車場のことだけどね。

山の雪もいいカンジだ。沢筋などには例年以上の雪が溜まっている。それというのも、強風の日が多かったから、山肌に積もった雪が爆風に飛ばされて谷や沢や樹林帯に溜まってしまったのだ。

だから「おや?雪、多くね?」みたいな感想をもつし、実際、多いと思う。

意外な展開だ。

GWの春スキーのツアー、焼肉ツアーは、これなら安泰だ。よかったよかった。

これでいいのだ。


2009年2月24日(火)

レスキュー訓練付きツアーを前にして 

ツアープログラム 『生還するために、あなたに出来ること』

この週末には、レスキュー訓練付きツアーをやることにしている。

ボクのなかでは決めていることがある。

「特別な準備をしない」

驚くかもしれないけれど、本当にそうしようと思っている。なぜならば、“その時”は、いつやってくるのか誰にもわからないのだ。“その時”が、あるのか、ないのか?それさえ誰にもわからないから、特別に準備など出来るはずもない。

ボクは、いつもの装備だけでこの日を迎えようと思っている。

当日は、いつものようにテレマークでパウダーに遊び、どこか頃合いをみて、『事故発生!』を宣言しよう。

もしかしたら、1日目は何も起こらないかもしれない。楽しかった〜、で、終わるかもしれない。

もしかしたら、2日目はいきなり、遭難現場で始まるかもしれない。

どういうふうにするのか?それはボクもまだ決めていない。

ところで、ボクのザックの中には何が入っているのか?興味のある方もいると思う。でも、決してボクのザックはどらえもんのポッケではないから、何でも入っているわけじゃない。

テントも寝袋も入っていないし、衛星電話が入っているわけもない。鍋だって持っていない。そういうものなのだ。

常にフル装備を担いでいてはガイドなんかできない。けっこう身軽な装備で仕事をしているのに、講習の日だけ完全装備で挑むのはおかしい。この訓練は自分にとっても勉強のつもりだ。課題や問題点を見つけたいと思う。

昨年の1月、プロガイドの登竜門、冬山ガイド実技試験を受験した。十勝連峰で実際に活躍している現役ガイドのなかでコレを持っている人は誰もいないから、正直緊張した。無事に合格できたからよかったものの、落ちたらカッコ悪かっただろうな。

そのときも今も、ザックの中身は全く同じだ。

今回も同じ装備で挑もうと思っている。

三段山クラブの大西さんが、このプログラムに協力してくれることになった。本当はだいぶ前から決まっていたんだけど、いわゆる客寄せのウリにしたくなかったから公開はしなかった。雪崩の事故現場からの生のレポートだ。参加者は特別に、この貴重な資料をほぼマンツーマンで目の当りにすることになる。

戦慄の内容だ。大変ショッキングな内容も含まれるだろう。

何があっても生きて帰ろう。この訓練の意義はただただ、これに尽きる。

更新情報 2/28.3/1 十勝連峰バックカントリー レスキュー訓練付きツアー』  空き枠あと3名

2/24 23:00現在


2009年2月23日(月)

ガイドの仕事と自転車の旅

毎年、オフシーズンに自転車の旅をしている。

いい身分だねと厭みを言われることも少なくないけれど、ボクにとっては欠かせない行事のひとつだ。

ひどい骨折をしてガイドを引退しようと本気で考えたことがある。今も後遺症が残っている。もう完治はしない。

長く歩いたり重たい雪の日の仕事のあとは患部が痛み出す。松葉杖が欲しいと思うことも少なくはない。

時々「大丈夫?」と声をかけられることがある。気がつかないうちに右足がビッコをひいているのだ。自分では気付いていないことが多いけれど。

ズボンが長いんですよ、短足だからね、とか言って笑い話にして誤魔化すんだけど、本当は違う。

オフシーズンに自転車の旅をする。

これがボクのリハビリだ。当然パワーがつく。半端ないパワーとスタミナが得られるのだ。もちろん体重も一気に減る。

毎年、秋から初冬にかけての2か月でこれをやる。冬山ガイドの準備なのだ。

たぶん、これをやらなければボクの引退は現実味を帯びてくるだろう。

自転車の旅は海外に行く。

2週間以内ならば国内でもいいけれど、長期になれば海外のほうが断然安くなる。10万円以上の差がでるから自然と海外へと足が向く。それに英語は使わなければどんどん忘れてしまうから、どんどん話したいと思う。

僕は壮大な夢を追っているわけではないし冒険をしているわけでもない。

でも、やっぱりでっかい旅をしていると気分はいいものだ。観光地めぐりをすることはないけれど、そんなことしなくても面白いことがいっぱいある。

鳥に追いかけられたり、大平原で雷に襲われたり、野火に囲まれたり、オオトカゲがタイヤに噛みついてきたり。アリの群れに襲撃されたり。

どうだい、面白そうだろう?面白いんだぞ。

おおよそ退屈するということがない。

旅はいいものだ。

旅を続ける限り、ボクは現役のガイドを続けられると思う。


2009年2月22日(日)

俺たちは変態

きょうも爆風だった。

集合時間には大したことないと思っていたお天気はみるみる崩れ始めた。吹上温泉白銀荘に着くころには油断ならない雰囲気になっていた。爆風が吹き荒れ雪煙が竜巻のように暴れて、とんでもないことになってきた。

「なんだか、やばくね?」

ところが、元気のいいスノーボーダーたちや普通の山スキーおじさんグループや、さらには子供連れのガイドツアーグループまでもが次々と元気よく入山していく。みんな変態だなぁ。

これでは我々が出発しないわけにはいかないではないか。

しゃあないな、とりあえず行ってみてどうしようもなくなったら撤退しよう。そういうのも面白いんじゃない? みたいなカンジで出発した。

でも、この状況、ある意味興奮する。

「爆風すげー!」みたいなカンジ。

案の定、なんだかんだ言っても、歩きだすと楽しい。
爆風がまた面白い。

ああダメ、私たちイケナイことしてるわ、みたいなスリルがまたいい。
心配していた頭上からの雪塊爆弾が降り注ぐほどではなかったので、嵐を楽しむ余裕もあった。
ただ、一見するとパウダー深雪に見えるものの、風に叩かれた雪は重たくて、膝下のフルラッセルだ。

久々にいい汗かいた。

お昼には久しぶりに4分の1雪洞を掘った。大きなアカエゾ松の根元を使った自然雪洞は、枝ぶりのいい巨木さえ見つかれば10人くらいの休憩小屋がすぐ作れる。下枝と雪面が完全に繋がっているものがいい。

お昼すぎ、穴から這い出てきたら空がまぶしい。春の熊の気分だ。
視界はどんどん良くなってきた。ナマコ尾根に立ったときにはすっかり晴れてしまった。

なだらかな尾根を、たまに突風が突っ走る。これがまた面白い。

加速!とか、発進!とか言って滑るのがいい。突風に乗ると本当に加速するからタマランね。

ナマコ尾根は空中庭園のような素敵なところだ。雪質も微妙ながら悪くないし楽しかった。

なんだかんだで途中撤退することはなく、フルに1日楽しめたではないか。

14時30分下山。 100点満点の90点。雪質というより、楽しさで90点。

こういう天気ってなんだか興奮する。

俺たちは変態なんだろうか?


2009年2月21日(土)

週末といえば吹雪でしょ

先週末に続いて今週末も猛吹雪になった。

朝早く目覚めてパソコンで気象情報とニラメッコするけれど、奇跡は起こりそうもなかった。おまけに三段山や富良野岳へのアクセスにかかせない道路は前日の夕方から閉鎖されている。

万事休す。「中止!」

10人以上のお客さんがいたのに申し訳ない。ほんとゴメンナサイ。

午前9時。駐車場の除雪作業を開始する。道路もまた吹き溜まりで道幅が狭くなっているので自分で除雪しなければならなかった。

2時間後、ようやく開通。空が明るくなってきた。

見上げれば、青空もチラホラ見える。

なんなんだよ〜、あと半日早ければ!

まだガイドをはじめて10年未満のころは、悪天候でもツアーを強行したものだ。そのほうがお客さんも喜んだし、自分も収入が確保できたので大した抵抗はなかった。

原生林なら大丈夫!とか言って、風の影響の少ない森のなかを歩いたりしたけれど、猛吹雪の森はけっこう危険だ。巨木の枝に積もった固い雪の塊が風でへし折れた枝と一緒に所構わず落ちてくる。まるで無差別爆撃だ。

ヒヤリとすることが何度もあった。

トラブルは大抵、悪天候のときに起こった。

それも、本来のガイド業務とは一見関係のないように思える車の運転に起因することも多かった。あとは参加者のメンタル面の低下も見逃せなかった。

吹雪のために車が走れなくなってしまい途中で立ち往生したり、車が路肩に落ちたり、お客さんの車が道路外に飛び出したこともあったし、通りがかりの事故の救援に時間を割いたこともあった。雪のなかでメガネを落としたお客さんのためにツアーを中止したこともある。不機嫌になってしまう人もいて、そういうときは全体が最悪の雰囲気に包まれた。 (苦)

そして、そういうときに遭遇してしまったお客さんはもう2度と来ることはない。

悪天候は悲しい。ロクなことがないのだ。(涙…)

いろんなことがあったので悪天候のときには無理をしないことに決めた。小さなトラブルは、いつかは起こる大きなトラブルの芽だと思い知らされた。

吹雪の日には、のんびりするのが正解だと思う。


2009年2月20日(金)

白金原生林

久しぶりに白金温泉の原生林に行ってきた。ここは美瑛岳の山麓に広がる無限大の森林だ。安政年間の十勝岳の噴火の痕跡が認められ、森林の再生の過程を垣間見ることができる森なのだ。

派手な見どころがないしスキーでがんがん滑る目的のフィールドではないけれど、ボクはけっこう好きだ。

ただ、近年になってボクが歩いた跡を辿るようにして、あとからあとから人がやってくるようになった。一人や二人ならばいいけれど、明らかに営利目的のグループがしばしばやってくるようになった。なかにはスノーモービルを持ち込む人までいた。

こういうのはあまり気持ちのいいものではないし、その人たちのために道を作っているわけではないから、行くのをためらうようになった。きょうは久しぶり。たぶん1年ぶりじゃないだろうか。

案の定、もう誰の足跡もない。ボクが道を刻まなければ、この森は静かな森に戻るのかもしれない。これでいい。

久しぶりの白金原生林は少し雰囲気が変わっている。倒木が増えて、見通しの視覚的感覚が変わった。こうして森は変化していく。

そして、やたらとエゾ鹿が目立つ。4〜5頭の群れに何度も出会う。数年前までこういうことはなかったのに、どうしたことだろうか?

天気予報では、明日は嵐がくるという。吹雪がきょうの僕たちの足跡をすっかり消し去ってしまうだろう。すべて元どおり。それでいいのだ。


2009年2月19日(木)

まだまだ寒い きょうの三段山

三段山のナマコ尾根方面に行ってた。

いやあ、ここんとこ雪がいい。先週の爆弾低気圧の嵐によって山全体が凍りつき、まるで圧雪したように雪が固くなった。それがベースとなり、そのうえに新しい雪が数十センチ降り積もっている。

う〜ん、いいんじゃない?

気温は氷点下12度〜14度。まだまだ寒い。

天候は回復するかと思われたが、空は鉛色のままだ。それでも思い出したように時々日差しが射す。すぐにまたひどい吹雪になる。

大自然は気まぐれなのだ。

さきほどまで吹雪だった原生林に、一瞬だけ天から日差しが降り注ぐ。

そしてまた鉛色の空に覆われて、森には静寂が戻ってくる。

誰の足跡もない森にスキーで一直線の道を刻む。2、3日で消えてしまう道だけど、自分たちで刻んだ道を振り返る一瞬がボクは好きだ。

きょうのツアーは5名。女性4名に男性1名。

男性ばかりの日があったと思ったら、女性ばかりになることもある。

なかなかうまくいかないものなのだ。


2009年2月18日(水)

北国といえば、雪かきでしょ?

「雪かき」に憧れてるそこのアナタ!雪かきって楽しいよ!

自分もまた、10ウン年前まで雪かきに憧れていた。 北国生活とか、雪国というものにエキゾチックな情緒さえ感じていたのだ。

さて、夢は現実となり、今では完全に北国の人となった。雪かきも雪道氷道ツルツルドライブも日常だ。怠けていてはイケナイし油断大敵なのだ。

仕事の合間にけっこう楽しんでやっている。

雪の多い日や雪の重たい日にはホンダの400ccエンジンを積んだ除雪機が唸りをあげる。でも、大きな重たい機械なのでけっこう面倒だから、少しの雪ならば手作業で行うほうが効率はいい。アイリスオーヤマのスノープッシャーという強化プラスティック製のスコップがボクのお気に入りだ。

きょうはガレージの雪おろしをした。これは金属製の大型スコップで行う。古いガレージは雪の重みで潰れてしまいそうになるから冬の間1〜2回は屋根の雪おろしをする。固い雪をブロック状に切って落とす。年によっては屋根と地面がつながるくらいの雪の量になることもあるけれど、今年はやっぱり少ない。

駐車場はホンダの除雪機で1時間かけて除雪排雪をした。ずいぶんと駐車場が広くなった。駐車場の一角にはお客さんの「ないたさん」の八王子ナンバーの車が置かれたままになっていて、放置しておくと車なのか雪山なのかわからなくなりそうだ。すでにボンネットと除排雪の雪山が繋がっている。

ないたさんは週末に来るので、これを見たら喜ぶだろう。

除排雪の山を切り崩していたら、大切なアイリスオーヤマのスノープッシャーが割れてしまった。ショック〜・・・

雪かきをがんばりすぎた。


2009年2月17日(火)

ナカガワる

仕事が休みなのをいいことに、ビールをゴクゴク。ビクトリアビターというオーストラリアビールがボクのお気に入りで、イオン旭川店に行くたびに半ダースずつ買ってくるのだ。

緑のラベルの瓶ビール。こいつァおいしい。

つい、飲み過ぎる。

パソコンのまえでミクシイ画面に向かって、ア〜、とか、ウ〜とか、唸っていたらしい。

ナカガワっていたらしい。

夜から吹雪になった。吹雪は好きだ。なんか燃える。酔いを覚ますために自転車(スパイクタイヤを装着している)でそこらへんを走ってこようかと思ったけど、思い留まった。

出かけていたらヤバかったかも?

飲み過ぎ危険。


2009年2月16日(月)

行かなきゃわからん

朝から雪が激しく降っている。風もある。気温も低い。

きょうのツアー中止するか?どうするオレ?

でも、行ってみなきゃわからん。

で、行くことにした。「出発!」

やっぱり吹雪だった。北風が強い。身を切る寒さだ。

早めに切り上げた。挫折感・・・

やっぱ、行ってみなきゃわからん。

昨日、美瑛では宮様スキーマラソンが行われた。クロカンの大会だ。

きょう、そのコースを走ってみた。誰もいないクロスカントリーコースには早くも15センチくらい新雪が降り積もっていた。

真っ白な新雪のうえを白いスキーが切り裂くように走る。必死のスケーティングをするオレ。ゼェゼェ・・・(汗)

なかなか気持ちよかったな。


2009年2月15日(日)

山のことなど、何もわかっちゃいない俺だった きょうの三段山

きっとワヤだぜ?
きょうも嵐だぜ?

低気圧通過の直後で気温も高く、山のコンディションは最悪だと思われた。

雪崩のリスクもきわめて高い。
でも、朝の天気は悪くないのでツアーを中止する理由は見当たらない。

行きたくないなあ・・・と思いつつ山へ。

ボクはプロガイドなのだ。これが仕事だ。仕方ないではないか。

「あれ?」

天気いいじゃないか。

しかも、雪もいい!

羽毛パウダーとはいかないまでも、薄らと片栗粉のような新雪で覆われている。山の全体が、朝一番のゲレンデのようなカンジなのだ。

お客さんは大喜びだ。ボクも正直驚いた。

ナマコ尾根に行った。稜線は風で固くなってたけれど、斜面は素敵な、シュワシュワの真白なシャンパンの泡のような雪だった。

すばらしいではないか!

三段山、すまない。
行きたくないなんて言ったオレが悪かった。

下山のころ、天気予報通りに前線が通過した。
原生林に深々と雪が降る。
なんともいえない神聖な光景だ。

美しかった。

ボクはプロガイドだ。でも、山のことなんか何もわかってないじゃないか。
山はワヤだと決めつけていた。でもそれは知ったかぶりで思いあがりだった。いやまったく恥ずかしい。

山は、行ってみないとわからない。
そして十勝連峰は、いつ来ても素晴らしい

今週は雪の日が多いという。気温も下がり、冬らしくなる。

週末の山のコンディションにはさらに期待できそうだと思う。


2009年2月14日(土)

異常な低気圧

朝から雨。

そして暴風。

もちろん美瑛岳に行くツアーは中止。

へんに暖かい。雪がみるみるとけていく。

山は酷いことになっていそうだ。

明日はどうなるだろうか?


2009年2月13日(金)

男の丘

どうしたことか、きょうも男っぽいツアーになった。5人のうち女性は1名だけだ。男性陣は若干、ヤケになっている。

仕方ないではないか。そういうこともあるさ。

落ち着いてくださいお客様!

やけに気温が高い。天気は悪くはないのだが、空は薄気味悪い色だし、太陽には傘がかかっていてボンヤリしている。雪がどんどん解けていく。

おいおい。まだ2月だぜ?

美瑛の丘はなんだかヘンなかんじだ。


2009年2月12日(木)

男の旅

きょうは男ばかりのツアーになった。

ガイドの山小屋が主催するツアーは女性の参加者が多い。冬の北海道を旅行する若い女性は多いから、女性ばかりになることも決して珍しいことではない。至近では昨日が姉妹だけだったし、来週の木曜日など予約済み5名のうち男性はいまのところ一人しかいない。そういう日も珍しくはないのだ。

しかし、たまには男性ばかりになることもある。でも落胆してはいけない。ボクはそういうとき、けっこうリラックスしているので、いつもよりもパワーアップするのだ。パワフルなことが好きな諸兄にはきっと朗報だぞ。

後ろを振り返ることはない。グズグズしてたら置いて行くぞ!みたいなカンジ?

ま、そんなことはないけど、若干、体育会系になる。

仕方ないではないか。男同士なのだ。押忍!

こうして男のツアーでは、けっこう自由にやらせてもらっている。

ゲレンデなんかでは「レディースデー」なるものがあるところもあるけれど、ボクも同じように、毎月何日は男の日とか、メンズデーなんかあってもいいかも?

そんなことを思ったりすることもあるけど、いかがなものだろうか?

やっぱやめとこ。


2009年2月11日(水)

姉妹とスキー

きょうのお客さんは姉妹だった。
いまは2人とも結婚して関西と九州に住んでいるのだという。
久しぶりに二人で旅行しようよ、ということになったのだという。

2人ともきょう、生まれてはじめてのスキーだという。
すぐに慣れて、美瑛の丘を楽しく歩いた。
少し滑ることもできた。
ほんとうに、とても喜んでくれた。
なんだか家族の思い出の1ページに加えてもらったようで、しみじみと嬉しかった。

地味なようだけど、ぼくはクロスカントリーのように「歩くスキー」が好きだ。びゅんびゅん豪快に滑るテレマークも悪くないけれど、ボクはいまいちアスリートになりきれないでいる。
歩くスピードが好きなのだと思う。自転車の旅が好きなのも、あの「ゆっくり感」が好きだ。ボクには冒険をしている気分は全然ない。だから、世界一周など壮大な目標を掲げる気もない。あの移動感覚が好きだ。
前世は帆船の船乗りとか牧童とか遊牧民だったんじゃないだろうかと思ったりする。 どう転んでも偉人とか芸術家ではないだろう。そういうキャラじゃない。

原始的なことが好きだ。
だから山菜取りとかキノコ取りとか、渓流釣りが大好きなのだ。
歩くスキーは、その原点に近いものがあるんじゃないだろうか。
テレマークスキーは間違いなく、その延長線上にある。

ところで、スキーの楽しみというのは、歩くところから始まると思う。
きょうは、そのことをあらためて実感させられた。
ボクもはじめてスキーが面白いと思ったときのことを思い出した。
姉妹(お客さん)にテレマークスキーを使って、歩くスキーを教えながら、昔の自分にタイムスリップしたような気分になった。

テレマークスキーは、昔の、移動手段がスキーだったころの原型をよくとどめている。北海道の古い農家の納屋などには昔の木製のスキーが眠っているお宅は少なくないと思う。近所に出かけるのも学校に行くのも汽車の駅に行くのもスキーや馬橇だった時代のものだ。

そしてこれは、まさにテレマークスキーそのものだ。

生まれてはじめてスキーをするならば、いきなりゲレンデで衝突と転倒を繰り返すよりも、歩くところから始めたほうがいいと思う。ボクのデビューは25歳のころでゲレンデだった。酷い目に遭ったのでスキーが大嫌いになった。もう二度とスキーはしないと誓ったくらいだ。

また、歩くスキーをする場合も、最初は細いクロスカントリースキーよりもテレマークスキーのほうがいいと思う。いきなりクロスカントリーの細くて長い板に乗るのはとても難しいから、第一印象で嫌いになっちゃう人も少なくない。

まずは歩くところから始める。スキーはそうやって進化してきたのだから。

スキーで自由に歩けるようになると、とても楽しい。サイクリングをしているような、いい気分だ。冬のピクニックなのだ。 

午前中のツアーが終わった。楽しい時間はあっという間に終わってしまう。それぞれ帰途につくという姉妹を見送ったら、なんだか寂しくなった。ボクは、もっと歩きたい気分だった。

午後には娘たちを外に連れだした。ボクはふたたびスキーを履いて上機嫌で雪のうえに立った。
中学生の長女は嫌がったけれど、幼い次女と三女が喜んで外に飛び出してきたのでピクニックに出かけた。ボクの家の裏のシラカバ林を少し歩けば広い雪原に出る。美馬牛小学校の塔が見える。富良野岳の広大な山麓がどこまでも広がる。美馬牛は美しいところだ。

娘たちよ。ここがお前たちのふるさとだぞ。

幼い次女と三女は北海道で生まれた。道産子なのだ。

どうやら次女はボクと似ているらしい。スキーで歩きまわることに幸せを感じているようで犬のように興奮してそこらへんを走り回っている。
のんびり屋の三女はすぐに座りこんで雪玉を作って遊びだす。

うちの姉妹だ。

 この子たちも将来、一緒に旅行したりするだろうか。
昔話なんかをしながらスキーで歩いたりするだろうか。

そのときはきっとこの風景を思い出すだろう。美馬牛の風景を。
そのころボクはもう生きてはいないかもしれないけれど、天国からその姿をみていたら、嬉しくて涙を流すかもしれない。

幸せな気分だった。

北海道に引越してきて、よかった。


2009年2月10日(火)

JTBさんと、公認資格

JTBさんと継続的に一緒にお仕事をするための打合せと契約を行いました。

驚いたのはその綿密さ。大抵は電話と簡単な打ち合わせだけで済むのですが、今回は違いました。

委託先の会社やお店を一軒ずつ訪問して確認をしているようで、ボクの小さなオフィスにも担当の方がわざわざ来られたのでした。

最初、身構えましたが、お話を聞いて納得。念を押すように公認資格の有無を確認され 、業務委託するにあたって必要な書類の提出を求められました。

ボクも、ふだんは金庫から出すことのない知事の印が押された合格認定証と有効期限の入った証書の原本を示して証書コピーその他を提出しました。

いや〜、ちょっと緊張しました。^^;

なんでも、あらためて委託先の調査をしているうちに、何の営業許可も資格もないところがいくつも見つかったため 一斉に見直しをしたそうです。何かあったときには営業許可のない店を使っていたことや無資格ガイドに委託していたということが責任問題になりかねません。

そういえば、北海道内でアウトドアの仕事に従事している人の8割が無資格という驚きの調査結果があります。

そんなことないんじゃない?って思ったのですが、そういえば、レスキューや救急などの講習の「修了証」 は受講済にすぎず、お金を出せば誰でも取得できます。混同されがちですが、よくよく考えるとこれは資格ではないのです。

僕もかつてはそうだったので平成14年にガイド資格を取得するために受験しました。第一回目の試験会場は確か、北海道庁舎でした。第1次試験、第2次試験、専門分野の実技試験と計3回の試験を突破してやっとの思いで公認資格を得たのですが、残念ながらこれまで有資格のメリットを感じたことはほとんどありません。しかし今回はじめて取得した甲斐があったと思いました。

それにしても、さすがはJTB。調査が綿密です。JTBのツアーは他社よりも高いと言われていますが、こういう舞台裏に接して、それ以上の付加価値があるのだと知りました。

さすがです。いい仕事してます。これがブランドなんですね。

見習わなければと思いました。学びたいと思いました。

さあ、ボクも、これからも事故のないよう、いっそう気を引き締めていきたいと思います。いい仕事しますよ!

ちゃらんぽらんで食いしん坊で不真面目だけど安全なガイドを目指しますよ!

北海道のアウトドアはめっちゃ楽しいから、安心して遊んでもらわなきゃ。

そう思ってます。

てゆうか、自分が楽しみたいから?

そういえばそうだよね〜。^^

◆アウトドアガイドの公認資格には山岳ガイド資格はじめ、ラフティングガイド、自然ガイド、テレマークスキーのインストラクター資格(TAJ)などがあります。プロガイドを目指す方はぜひチャレンジしてみて!なおアウトドア専門学校を卒業されると第一次試験(基礎分野)が免除されるなどの優遇措置もあるそうです。 ただし、平成21年現在もなお、無資格で営業を行っても特に違法ではありませんからメリットがあるような、ないような・・・? ここんとこ微妙です。


2009年2月9日(月)

冬の山で食べる

Dayツアー「十勝連峰バックカントリーツアー」(現在はテレマーク中級スノートレッキングの2種類があります)では、昼食が必要です。

フィールドへの移動の途中、ドライブ休憩でコンビニに寄るので、お客様のみなさんはそこでお弁当などを購入するわけですが、そこでよく

「お弁当は何がいいですか?」と聞かれます。

う〜む。答えに困るなあ。

正解は、ないです。

ボクは好きなものでいいと思ってます。ま、凍ってしまうとか固くなるとか、いろいろあるけど、食べたいものを買うのでいいんじゃないでしょうか?

豚丼弁当や、お湯を沸かしてカップ麺でもいいと思うし、外人さんなら素早くカロリーを摂取できるバターピーナッツサンドなんかを選んだりしますね。

ボクは、いつも「おにぎり」です。

毎朝、妻が持たせてくれる「おにぎり」。凍ったり固くならないように保温パッグに入れてあります。中身は昆布とカツヲ。これがウマイのなんの!

海外で自転車旅をしているときは、ビスケット数枚、またはサンドイッチでした。サンドイッチにはハムを挟んだりソーセージを挟んだりしたものです。

特にニュージーランドではハムやチーズがおいしいので、好んでハムチーズサンドを作ります。

オーストラリア内陸は砂漠なので食糧の補給そのものが難しく、昼は少量のビスケットと練乳ということがほとんどでした。

おにぎりの夢を見たものです。

僕は、「おにぎり党」、いや、むしろカルト的「おにぎり教徒」かもしれない。^^


2009年2月8日(日)

パウダーなひとたち

昨夜から新雪がバッサバサ降っていました。

山に来てみると、積雪がドサッってかんじで増えています。うれしいなあ。

この界隈に住むパウダー好きなひとたち皆同じようで、じっとしていられなくなったパウダーなひとたちがどっと十勝連峰に集まってきましたから、いろんな人たちに会いました。

三段山クラブのおなじみの面々。久しぶりに会ったABさん。ヨーロッパ・アルプス帰りのエトリックスさんご一行にUydaさん夫妻。ソウルスライドでおなじみY田さん、富良野のウッキーズさん。ハタ尾根のハタさん。

パウダーなみなさん、久しぶりにたくさん積もった雪にニコニコでした。

少し湿ったボリュームのある雪は「まるでニセコみたい」。僕たちが待ちに待った新雪です。

山は一気に白さを取り戻しました。

空港送迎のついでによし乃でみそラーメンを食べました。うまいなあ!

残ったスープにご飯と卵黄を混ぜて、スープの最後の一滴までむさぼりたいと思いました。


2009年2月7日(土)

きょうの前十勝と、気になる山

入山届に記入しようと白銀荘に立ち寄ったら、十勝岳が笑ってました。

「こっち来い〜、こっち来い〜。」

もしかして、山がオレを誘惑してる?

で、思わず口をついた言葉。

「やっぱ、きょうは前十勝にしましょう」

ということで前十勝に決定。アバウトなオレです。

いい雪でした。誘惑に折れたのは大正解ですね!

さいきん気になる山があります。それは、 とあるダム湖のほとりにそびえる山。なんかさ〜、サイズといい立地といい、いいんじゃない?みたいな。

そのうち、こっそり偵察に行ってみようと思います。


2009年2月6日(金)

ぴょんっと、帰省

4(水)〜6(金)の2泊3日で神戸に帰省してきました。2年ぶりです。

末の娘と2人で飛行機に乗って、バスに揺られて…。なんだか旅行の気分です。ボクの旅行はいつも一人なのですが、父娘でこういう旅もたまにはいいなあと思いました。

雪のない風景が不思議に見えて、それだけで“都会”ってカンジでした。

雪のない町はボクには無機質に見えてしまいます。それに皆、ものすごく忙しそう。どの人も下を向いていて無言、そして急ぎ足で歩いていく。

そういうところ、北海道とは違うと思いました。

それにしても、駅や空港でスキーやスノボーを担いだひとを見ると、やっぱり注目してしまいます。もしかしたら知り合いとかお客さんなんじゃないかと。“K2”っていうロゴの入ったスキーケースでパタゴニア着てたりすると、お、テレマークするひとかな?と勝手に思ってしまったり。

今朝の関西国際空港では、札幌は大雪で、飛行機が着陸できないかもしれない、なんてアナウンスされていましたが、午後2時頃、旭川空港は快晴で、滑走路のまわりにも雪は全然増えていませんでした。

がっかり〜。


2009年2月3日(火)

俺、吠える

ガイド日誌の特集編を執筆中、パソコンさんがフリーズ。

つい先日まではサクサクおニューなパソコンさんでしたが、ここさいきん何故かご機嫌ななめです。

午前中の作業がすべて吹っ飛びました。

すッ飛びの内容ですが、タイトルは、

チャリ旅2008

達成したぞ!50日間で-16kgダイエット

オーストラリア大陸横断3200km自転車旅

ね!興味あるでしょ?

インチキなダイエット商法屋さんもこれ見たら真っ青ですよ。

でも、フリーズ一発でぜんぶ吹っ飛んだです。いまは放心状態。続きをする気力ありましぇん。

来週また気を取り直してガンバロー。


2009年2月2日(月)

ふるさとの味、ふるさとの訛り

讃岐うどんをいただきました。ホロッとなりました。

久しぶりにパタゴニアのスキーパンツを履きました。昨年プロパーチェス制度で提供いただいた商品なんですけど、ちょっとブカブカだったんです。

いま、ちょっぴり太ったせいか、ちょうどいいサイズになってました。


2009年2月1日(日)

きょうの三段山

きょうは満員御礼。めいっぱいお客さんを乗せて、我がトヨタ・ハイエースは十勝岳温泉への山道を、えっちらおっちら登ります。なんとか無事到着。

久しぶりに女子の多い今日のツアー。でも崖尾根の登りでクレーム殺到!

マジですか!

冗談でしょう?

聞こえないフリしてさっさと登頂。みなさん仕方なく、ブーブー言いながらあとに続きます。

いや〜、稜線は寒いっす!風もあるし。

微妙な雪だけど、さすがは三段山、探せばいい雪の斜面がいっぱいあります。

うひょ〜!

それにしても寒いっす。どこまでも寒いっす。寒さと風を避けて森のなかに逃げ込んでもなお、ずっと氷点下14〜15度でしたが、寒さをもろともしない女子力に圧倒された、楽しい1日でした。

 

最近、下見と称していろんな山に行くのですが、それにしてもスキー履いたまま駐車場までフィニッシュできて、スキースノボ外したら、すぐ目の前が温泉だなんて、そんな山、そうそうあるわけではないのです。

きょうのように寒い日には、白銀荘の存在は至玉の如しだと、本当にそう思います。生き返るってホント、このことを言いますよね。

オレって、恵まれてるよホント。

あらためて今日ボクは、やはり十勝連峰がいちばん素敵なところだと思いました。

感謝です。

北菓楼の開拓おかき 「秋鮭」と「帆立」をいただきました!おいしー!

それから幻の、「じゃがピリカ」もいただきました!はじめて食べたー!

あの有名な「じゃがポックル」の姉妹品で、ほとんど市場に出回らない、かなり希少なお菓子であります。心して食べます。

ありがとうございまーす!


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